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いろは蔵パーク  

物販店舗、飲食店 鉄骨造 地上1階建 7,049㎡ 設計監理:石本建築事務所・I・N設計スタジオ設計共同企業体

本計画地は、酒田市の中心市街地に近い県立酒田商業高校跡地であり、年間70万人の集客を誇る「山居倉庫」の新井田川対岸に位置している。「酒田人が施設を計画・整備し、運営してこそ酒田の発展・創生に繋がる。」という考えを基に事業主、設計者、施工者、テナントが一体となり、地元の力を結集して「いろは蔵パーク」は誕生した。
以前、計画地には山居倉庫よりも古い「新井田蔵」という米倉庫が建っていた。新井田蔵は、蔵が48棟あることから「いろは四十八蔵」と呼ばれていたが、明治初期の酒田大震災で焼失した。その歴史的背景を踏まえ、3つのコンセプトを掲げて施設名称を「いろは蔵パーク」と命名した。

「いろは」-多種多様な人々を受け入れる-
老若男女、地元民、観光客、インバウンド等多種多様な人々を受け入れ、関係人口を増加させる施設。
「蔵」-酒田の歴史と風土が詰まった蔵-
山居倉庫と対をなす「蔵」として、ケヤキ、庇・軒の出、白壁、黒壁等の山居倉庫のエッセンスを継承した、酒田の歴史と風土が詰まった施設。
「パーク」-自然と人が集まり出会う公園のような施設-
既存ケヤキの大木をシンボルツリーとした「みんなの広場」を整備し、誰もが一日中いられる公園のような施設。

いろは蔵パークが新たな拠点となり、山居倉庫を始めとする近隣施設とともに波及効果を生み出し、酒田市の発展・繁栄に繋がることがこの事業の終着点である。この事業の成り立ちや整備・運営方法が、地方都市の地域創生のモデルとなることを期待している。
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