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2014.12.0123年ぶり?の景色-4

さて、研究室に戻る前に実験棟による。お世話になったT技師とN技師に挨拶。N技師は年齢も近かったので、よくバカなことを話していた。

実験を行ってる3年生にまた野球の教え子を発見。ちょっと髪の毛の色が生意気になっていたので公開説教…笑。とにもかくにも元気な様子。

研究室にN先生はまだ戻っていない。I先生とT技師と話しながら時間をつぶしていると、N先生の車がないことを発見する。先生は帰ったのか…と自分も帰り支度を始めていた頃、N先生が現れた。午前中から午後も会議だったと言う。

N先生と今の近況、ちょっと古い近況、そして懐かしい学生の頃の話に話題が自然と及ぶ。先生とこうして色んな話をできるようになったことは、自分としても喜ばしいこと。しかし、私は先生と目を合わす事が難儀だった。

先生の顔を見ては、視線をはずし、先生が視線をはずしたら顔を見…そんな会話だった。やっぱ自分の先生には頭が上がらないし、威圧感というのもビシビシ感じていた。

卒業して25年。N先生は私の学生時代の印象を語ってくれた。その中に嬉しい言葉があった。「設計は設計力・デザイン力だけではダメ。総合力だよ。そういう意味で、碇谷はムードメーカーであったし、人を引っ張っていく力があった」。

N先生から褒めてもらうのに25年かかった…。多少長くかかったなと思うが、この言葉を頂けただけでも、今回母校に足を運んだ甲斐があったし、自分を回帰できた来学だったと思えた。


~N先生の還暦祝賀会より~

N先生、悪ガキの学生だった私をお許し下さい…。~終わり~

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