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2014.05.26鳥海山を納めるイエ現場日記140523

酒田祭り明けの21日から解体工事が始まった鳥海山を納めるイエ。この日も内部の解体工事が進んでいた。購入した隣地は、家財道具の処分も依頼されており丸々2日、その処分に追われた様子。

私の生家から歩いて3分、30数年前、親友のこの家に足繁く通っていた私。引越しの準備で荷物を整理すると懐かしいものがたくさん見つかった。

クライアントが微笑みながら出してきたのは、親友の書いた私の顔のスケッチ。すぐに私の顔だと認識できた。中学のときの美術の時間に、授業で書いたスケッチだった。まだ残っているとは…。そんなお宝がどんどん出てきたに違いない。

そんな親友の実家の解体。2階に上がるとそこには30数年前の面影が残っている親友の部屋。この部屋で彼と遊んだのだ。この部屋がなくなるのは残念だが、これからは新しいイエで新しい歴史を刻んで欲しい。この部屋の記憶は、私の胸の中にしまっておくことにする。

クライアントの、私の思い出がぎっしり詰まった家が、時代の流れとともに今ひっそりと解体されて行く。しかし、思い出までは解体工事の工事範囲には入っていない…。

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