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2013.12.06頑張る背中に…

先日、といっても1ヶ月以上も前のことなのだが、とある女性と再び連絡を取った。彼女、独立に向けて頑張っています。独立する為、私に相談しに来たのは今年の春。自分のお店を出したいというのだ。私は彼女のお店の提案をすることに。

小ちゃな小ちゃなお店、10坪もない。こういう小ちゃな店舗も、手作り感がストレートに出て面白い。自分も6年前に独立した身、彼女の手助けにと背中を押したい気分だった。提案は我ながら面白い案になり、図面やスケッチを描いていても、模型を作っていてもなんだかワクワク。

プレゼンの時、彼女の顔が晴れやかな、希望に満ちた笑顔になったことを覚えている。そしてその笑顔が難しい顔に変わったことも。予算超過なのだ。彼女の考える予算とかけ離れていた。案自体は相当気に入ってくれたようだった。そこだけに私は望みを繋いでいたのだが、後日どうしても予算的に厳しいと断りの連絡をもらった。

独立って、希望もあるけど、何んの保証もなく、この先のことが不安に感じるものである。借金を抱えマイナスからのスタートになる訳だから。私もそうであったように…。ヒアリングの時も、プレゼンの時も、私の独立時のことを彼女にストレートに伝えた。私に共感を持ってくれたであろう彼女は、断りの連絡の時にお店ができたら案内状を送ると約束してくれた。

それから半年、彼女と連絡は取ってなかった。そんなある日、彼女が夢の実現に向けて頑張る姿を再び知ることになる。

彼女に連絡を取ると、いつもの感じで明るく返事が返ってきた。「オープンの時には必ず案内状出します。図々しいですかね?」と添えて。無論、私の返事は、「図々しくなんかないよ。喜んでお店に行きますよ」と。ビジネスには繋がらなかったが、頑張ってる彼女を知って自然と笑顔になる自分がいた。

腐らず、奢らず、卑屈にならず、前向きに頑張っている姿ってみんなが応援するもの。自分も独立時代に思いを馳せ、また頑張らねばと再認識。陰ながら彼女の独立を見守っていきたい。

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