2019.03.06無駄は本当にムダなのか?
前回紹介した酒田モシエノ大学に登壇した話。その登壇した中で「無駄がある建築の方がおもしろい」と話題にした。
後日経営コンサルタント竹内謙礼氏のコラムに「無駄な仕事は本当にムダなのか?」というコラムを見つけた。下記に内容要約します。
最近の若い社員さんは「効率」を重要視して仕事をしてて、スマホやパソコンを使って短時間で業務を終わらせるし、無駄な人付き合いはしない。
効率の悪い電話や会話をするぐらいだったら、社内チャットを使って全ての打ち合わせを終わらせようとする。
無駄なことはしない。無駄な時間は過ごさない。無駄なストレスは抱えない。
このスタンスは少子高齢化が進む社会において非常に大切な考え方だ。
しかし、仕事というのはそもそもエラーが多いもので、無駄を完全に省くのは不可能。
10ねらった金儲けの戦略のうち、すべてが当たることなんてほとんどなくて、言ってしまえば、無駄の中にしか「正解」は生まれない。
だから仕事で効率化を目指すことは良いことだが、その中で必要な「エラー」までもを省いてしまうと、結果「正解」に永遠にたどり着けないループにはまる。
「効率化」と「手間のかかることから逃げる」というのは、意味合いが違うのだ。
う~ん、私の言いたかった「無駄があるからおもしろい」と言ったのはそういうことだったのかもしれないと共感した次第でした。
やっぱ無駄も必要だよね。
~竹内謙礼氏のブログはこちらから~https://note.mu/kenrei/n/n913c9be476d5