2013.04.12浅蜊漁り?
4月に入って暖かい日が多くなりました。この時期になると、太平洋側では潮干狩りが始まります。潮の満ち引きが激しくないここ日本海側では、潮干狩りという言葉すらほとんど聞きませんが…。潮干狩りに行って取ってくるアサリ。あのアサリの美味しい見分け方、知ってますか?。あるんだそうです。
アサリの代表的な産地は東京湾、伊勢湾、三河湾、瀬戸内海、有明湾など。やっぱり潮の満ち引きが激しいところですね。市場に出回っているのは愛知県と千葉県で50%を超えます。ただ日本産は、干潟、浅瀬、砂浜の減少で激減中。輸入物は北朝鮮や韓国、中国からのものが多いそうです。
天然物の旬は春と秋ですが地域によって異なります。冬は身が痩せておいしくありません。 5月と10月が産卵期で、直前の3月から4月、及び9月が殻一杯に身がつまって旬だと言われています。やはりこの時期のアサリは、プランクトンを食べて栄養を蓄えるので、とても美味しいのだそうです。
内湾の岸に近い汚れた砂泥地に生息するものより、沖合いの水のきれいな場所に住むものの方が海の香りがして身が柔らかく美味。沖合いに住む貝は貝殻が扁平で横幅があり、はっきりした模様を持っています。こんなアサリが美味しいと言う訳です。
スーパーなどで売られている状態では、貝殻を固く閉じていて、貝殻の横幅が広いものの方を選びましょう。塩水に入れてパックで売っているやつは、中で水管を出して水を噴出したり活発に動いているのが美味しいそうです。
にしても、まだまだ寒暖の差が激しい酒田。いつになったらアサリが美味しい気候になるんでしょうか。桜前線もまだ北上してくる気配がありません…。