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2014.09.12東京詣出-2

上野を後にした私は乃木坂へと向かった。目的地はギャラリー間。建築・デザイン関係者なら一度は訪れる通称「ギャラ間」。20年ぶりぐらいの訪問になるだろうか。

この日はノルウェーを拠点に活動する若手建築家ユニットTYINテーネステュエ・アーキテクツの展覧会を開催中。恥ずかしながらはじめて知ったユニットだった。

彼らは当初可能性を求めてタイに乗り込み、地域住民による作業に自らも加わり、地元で調達した材料と工法を使って建築をつくりあげる。地域の人々の思いを汲み、自分たちの考えをその都度軌道修正するという「つくりながら考える」手法により、地域に根ざし、社会的持続性をもった建築をつくり上げている。

そんな作品群は無骨でワイルドな印象。デザイン重視の建築に一石を投じているようだ。地域の人々も建築家、そんなユニットのように思われた。

建築の姿、表現って色んなカタチがあるのだと。どんなカタチが正解でもない。全てが正解であり間違いにもなり得る。だから建築ってやめられない。

他にも巡りたい場所があったが、追われるように羽田に向かった。

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