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2014.01.29本田に見るグローバル日本人

イタリアの名門、ACミランに移籍した本田圭佑。デビュー早々にゴールやアシストを決めるなど、活躍が報道され日本人としては嬉しい限りだ。

時として、ビッグマウスだとか、格好つけすぎとメディアのやり玉に挙げられることもしばしば。しかし、本田のように自信にあふれた選手はめったにいない。W杯優勝を公言してはばからない姿は、今までの日本人像を覆す感じがする。彼の言葉には力がある。今まで結果を出してきた自信からか、または自分あるいはチームを鼓舞する意味もあるのだろう。

イタリアから送られてくる映像を見ると、チームメートと和やかに練習する姿、チームメートに叱咤する姿が流れ、チームに溶け込むのも早いものだ。積極性の賜物、日本人もグローバルになったものだと…。

昔からの日本人のイメージ、日本文化は、奥ゆかしく、はっきりとモノを言わないことが美学と受け取られてきた。しかし今やそれとは違う美学が彼にはある。激しい競争の中に入って行き、そこで勝たなければならない。その為には、強い自己主張というものは必要なのだろう。本人は意識してなくとも、世界を見据え、競争してきた中で自然と自我の中に芽生え育んできたものなのだろう。

もはや、イタリアサッカー界でも彼は「日本人」として扱われていない。「日本人は下手くそ」というレッテルはもうないのだ。世界のサッカー界が本田を通して、日本のサッカーを受け入れ始めた証拠なのだ。グローバル化する日本人、その代表が本田圭佑かもしれない。

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