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2010.09.13建築探訪100909

先週の9日、現場に行った帰り時間があったので飯盛山付近を散策した。土門拳記念館、酒田市国体記念体育館。東京時代は、酒田に帰省するたびにこの施設に足を運んだ。しかし今、酒田で過ごしていると足が遠のいている。久しぶりにこの2つの施設を散策。

この日は残暑が厳しかったので飲み物片手に散策開始。土門拳、国体記念体育館は私の大好きな谷口吉生氏の設計である。いつものように土門拳の庭のベンチに腰掛ける。いつもこのベンチから最初に土門拳を眺めるのが、私のここに来た時の習慣。大好きなアングルでもあり、色んなメディアに取り上げられているのもこのアングル。

土門拳の庭にあるベンチの配置も、谷口氏が考えたのだろうか…。だとしたら、このアングルを考えての配置だったのか…。いつもそんなことを思いベンチに座っている私。そう思いながら、ちょっとしたアイディアがひらめいた。「そうだ、いつも見慣れてないアングルから見よう」。言わば、裏・土門拳と裏・国体記念体育館。

それがこれ。携帯の写真なので精度が良くないのはご容赦ください…。

ちょっと新鮮…。空と建築の境界がシャープな感じは裏でも一緒。このシャープな感じが何とも言えなく大好き。谷口氏の建築はこのシャープさと上品さがいい。

トイレに行きたくなり、この2つの施設の間に公衆トイレがあったので入る。用を足してる姿が、遊歩道から丸見えの設計。何も考えられてない、語るに値しない。これも谷口氏の設計だとしたら、まさか…である。そんな訳が無いと自分の気持ちを納得させ、帰路に就いた。

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