2011.07.08建築家のお仕事-7
建築家に住宅建築を依頼することを決めたら、自分の夢や要望をどのように伝えるか?まずは自分の考えを整理しなければなりません。思いつくままにメモしておき、その要望事項に優先順位を決める。これは絶対譲れないもの、できれば実現したいもの、といったように…。
建築家にそれらの要望を伝えるときに、言葉と同時に絵で伝えるのがベスト。絵を上手く描けない人は、雑誌の切り抜きのスクラップブックを作りましょう。建築家は絵や写真で要望を伝えられると一目瞭然、すぐにイメージがわいてきます。
建築家と話をするからといって、難しい建築用語は必要ありません。気取らず自分の言葉で表現するのが一番。自分らしさを出して、正しい情報を伝えることです。
考えがまとまらない場合は、世間話でも構いません。一般的な自分の行動パターン、食べ物の話、趣味の話、何でも話してみると、そこから突破口が見えてきたりするのです。
プランが進む中で、建築家の提案に「これはどうかな?」と思ったら、遠慮せずに口に出しましょう。建築家の説明に納得いけばOKですし、納得ばいかなければ建築家は新しい提案を考えるでしょう。
自分もはっきりものを言うけれど、相手の意見も認め時には許容する。それができる人間関係の構築が、建築家と共に歩む家づくりの骨子です。