世界に一つだけの快適空間を

MENU

Blog

2011.06.01建築家のお仕事-3

建築家の仕事は設計図を描いてお終いではありません。設計図通りに工事が行われているかチェックし、施工者に指示や助言をすることも重要な仕事です。この作業を工事監理と言います。

建築家との家づくりの場合、設計完了時に建築家が予算をにらみながら、複数の施工者に見積を依頼します。提出された見積書をチェック・検討するのも建築家の仕事。その技量と仕事の信頼性を計り、どの施工者がどうであるかを建て主に説明します。そして、実際に工事を任せる施工会社を選びます。

建築家は施工者に設計意図を伝え、工事にかかってからも意図がきちんと工事に反映できているかを定期的にチェックします。法的な検査時も検査に立ち会い、竣工直前の施工検査なども行います。さらに、最終的にかかった工事代金についても、建築家が適切かどうかチェックしてから建て主に報告・提示します。

建築家は時に建て主の代弁者となり、施工者に指示や要望を出し、施工者と協力しながら建て主の夢を形にしていきます。言ってみれば、建築家は建て主の本音を引き出し読み取るインタビュアーであり、時には、信頼できる施工者をキャスティングし、建て主の夢を実現していく演出家、プロデューサーであるのです。

ページトップへ