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2011.05.27建築家のお仕事-2

前回話したアンケートの続きです。「依頼したい理由は」という質問に対して、ハウスメーカーと答えた人は「安心感がある」「アフターサービスがよさそう」と答える人が半数。

工務店と答えた人は「友人知人がそこに依頼して建てた」「知人がいる」という人がほとんど。これだけを見ても、工務店は地元重視、地元密着であることが分かります。

建築家・設計事務所と答えた人は「希望にあったデザインができそう」が圧倒的。建築家・設計事務所は、ハウスメーカーや工務店と違い多売型でない。だからこそ、ひとつひとつの仕事・作業に時間・手間を惜しまない。顧客要望を100%叶えるべく、打合せを重視します。「希望にあったデザインができそう」はそんな打合せから生まれるのです。

いつも色んな人によく言うのは、平面(間取り)が決まってからが本当の設計のスタートであるということ。平面(間取り)の変更の連続では、他の作業が全てやり直しになるからだ。そういう意味で平面(間取り)は重要。しかし、平面(間取り)の決定=設計完了ではないのである。

窓の位置や大きさ・開閉方式、収納部の棚の位置・大きさ、電気のコンセントの位置、冷暖房のシステムをどうするか、外回りの舗装やフェンスの範囲・仕様等々…、平面(間取り)が決まってから決めることは山ほどあるのである。

打合せ重視の建築家・設計事務所。設計は時間がかかるんです。1か月やそこらでは残念ながら設計は完了しません。半年かけて設計完了ということもざらなんです。でもできたときの充実感はハウスメーカー、工務店の比ではないですよ。

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