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2014.01.24大型契約が落とす陰…

マー君がヤンキースに決まった。7年161億円の大型契約。ピッチャー難のこの時代、日本人ピッチャーの相場も高騰し、日本人として彼のことを誇りに思うし契約内容に恥じないように頑張ってもらいたいものだ。

今までの日本人メジャーリーガーの最高契約は、イチローの5年122億円だという。それと比べれば破格値ということがわかる。しかもイチローはメジャーで実績を上げてからの契約。彼は未だメジャーで1球も投げてないピッチャーなのだ。

しかし、私の中には疑念が残る。疑念の種はシステムの変わった今回のポスティングシステム。メディア上ではこの制度の変更点を解説してたようだが、すんなりとは理解できてなかった。そして、実際行われた制度と一連の田中投手、楽天球団の対応。少なからず疑問が残った。ポスティングシステムとは入札制度。入札した日はいつなのか?何球団入札に応じたのか?

田中投手は、年明けに渡米し数球団と交渉を行った。応札した球団もわからないし、上限20億円と設定された入札額もどの球団が札を入れたのかわからない。これではまるでFA(フリーエージェント)と同じではないか?

過去のポスティングシステムでは、入札日が設定され、何球団が応札し、どこが落札したと少なからず報道があった。今回はそんな話は皆無。いつの間にか期限が迫っていて、いつの間にか契約が決まった。しかも複数球団との交渉。これだったら、FAとポスティングに何ら差はない。日本の所属球団に入札額が入るだけの違い。

FAの価値を下げ、所属球団が儲かる…こんな制度…腑に落ちない。少なくともポスティング(入札)という看板は外したほうがいい。

マー君には何も罪はない。彼にはピンストライプのユニフォームで、バッタバッタと三振をとる姿を早く見て見せて欲しい。この気持ちは世界共通の意見だろう。先駆者、野茂英雄のように…。

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