2010.03.10制度の氾濫
最近のニュースでの話題はもっぱら「住宅版エコポイント」。昨日、この制度を担当する窓口に別件で打合せに行き、制度の申請方法等を聞いてきた。まあ、消費を促すための政策の一環なのだが、似たような制度が多数あることに疑問を覚える。
昨年6月には「長期優良住宅」と称した政策がなされたばかり。その間に政権が変わると今度は「住宅版エコポイント」。何となく政府は、我々の仕事をやみくもに増やしてるだけに感じてきた…。これらも全て、申請が必要でそのための書類や図面が必要となる。
「建築確認申請」の簡略化を政府は行うといってるが、これらのその他申請物が増えているので仕事量は増えていく気がする。数年前までは「建築確認申請」だけで済んでいたものが、「住宅瑕疵担履行法」の届出&現場検査、任意ではあるが、「長期優良住宅」と今回の「住宅版エコポイント」。
全てにおいて、設計基準が設けられている。基準、基準で設計の自由度が制限されていく。消費拡大を促すための政策はいいが、似たような制度は一本化してもらいたいものだ。