2012.03.09予告先発にどう思う!?
パ・リーグに続き、セ・リーグも今年から予告先発制度を採用することが正式決定した。ピッチャーの登板する日が判れば、ファンとしてはそのピッチャー目当てに球場に足を運ぶことも多くなろう。この言い分は分かる。しかし私はこの予告先発制度の反対論者である。
そもそも、セとパが同じ野球をしている訳じゃない。その代表がDH制度。パが成功している予告先発に、セが同調することもあるまい。セがパと違う新制度という特色を出して、集客につなげたいとするのであれば大賛成。
交流戦や日本シリーズの楽しみの一つに、違うリーグのルールでいかに戦うかという着眼点もある。セはDHに誰を使うのかや、パの投手陣が打席に立つのを見てみたい等の楽しみ方だって存在しているのだ。両リーグが同じ制度で野球をやるのであれば、もはや1リーグでやればいいだけのことではないか。
この予告先発の制度、それによる副作用にも配慮しなければならない。戦力格差はここ近年パよりもセの方が顕著である。AクラスとBクラスが固定されつつあるセ・リーグ。予告先発制が導入されれば、さらに格差は拡大する可能性がある。
先発投手が誰なのか、お互いのチームの駆け引きが見れなくなることは、非常に残念に私は思うのだが…。