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2018.07.05世界的建築家の作品に触れる

先週開催された「スイデンテラス」見学会。

スイデンテラスとは世界的に有名な建築家・坂茂氏が、隣町鶴岡市に設計したヤマガタデザインの本社と宿泊施設。

残念ながら見学できるのは宿泊施設のみ。

隣には子供をターゲットにした屋内遊戯施設「ソライ」も工事中であった。

宿泊施設の交流棟であるヤマガタデザイン本社は既に使用していて外観のみの見学。

どちらかというとヤマガタデザイン本社とソライの方が見たかった…。

交流棟の屋根は集成材と張弦梁の組み合わせ。集成材の梁をそのまま屋根材(野地板も兼用か)として使用している。

この切り妻屋根は斬新で軒樋も設けていない。軒樋を設けなくても許容したクライアントの考え方に敬意を表したい。

渡り廊下はかなり薄い。鉄骨と集成材のハイブリッド構造なんだろうか。

いやいやよく見ると鉄骨造のようだ。この当たりは設計者に確認したかった。

宿泊棟のデザインはいささか坂さんらしくないなというのが第一印象。

話によれば、坂さんはホテルを含め住居系の設計は初めてだとか…。そんなことも関係しているのだろうか…。

かなりあっさりしていて物足りなさを感じた。

坂さんといえば紙管。見学した中にそれはなかなか見当たらなかったが、最後に出てきた。

宿泊室のベッドサイドのヘッドボード。やっぱりこれが無いと坂さんではない。上手く使ったものだ。

隣のソライは屋根架構の真っ只中。集成材の屋根フレームを組み立てている。

この庄内地方で世界的著名な建築家の作品が見れる。時代も変わったものだが、嬉しい限りである。

全部の施設を見学したかったが、またの機会、若しくはオープン後に再度見に行こう…。

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