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2024.02.16ボルダリングのあるイエ物語-1

以前書いたブログを紐解き、建て主と建築家の家づくりに関する物語を再度綴ってみたいと思います。

まずは2022年に完成した「ボルダリングのあるイエ」の物語です。

2022年6月に完成引き渡しを終えたボルダリングのあるイエ。

建て主のご主人は10数年前からの知り合い。ご主人のご両親と私は同世代で高校の先輩後輩という間柄。

家づくりの相談に私を頼ってきたのは必然の流れだった。

最初に会ってヒアリングを行い、若夫婦の住宅に対するかかる費用や資金計画の理解度が少し低かったと感じた。

ご主人の職業を考えればもっと借りられるし返せると思った私は、先ずライフプランニングを行うことをお勧めした。

人生に一度の家づくり。資金計画は大事な要素だし、避けては通れない道。

すぐさま知り合いのライフプランナーに連絡を取った。

ライフプランニングとは、今現在の家計簿を見える化し、これからの家族構成を想定しながら40~50年先までの人生の収支計算をしていく作業。

ライフプラングって何?から始まった第1回目。1回目はライフプランニングの説明と必要性を説き終了。

2回目から徐々に本丸に進んでいく。

建て主の経済状況の把握作業には、夫婦お互いの収入、家族の月々の支出をライフプランナーに報告していく。

時には領収証、銀行の通帳から口座引き落とし額や、実際につけいている家計簿を細かくチェック。

今後子供は何人欲しいか。子供は大学に入れたいか?その大学は国立か、私立か等々…。それによって子供の教育費も試算。

そしてその中には、家づくりの資金計画も含めて収支計算をしていく訳である。

3回に渉るライフプランニングから、この家族の家づくりの資金計画を含めた人生設計ができた。

この夫婦、住宅ローン返済を含めた人生収支設計で赤字になる年がないことが判明。

ライフプランナーも住宅建設に太鼓判を押した。

さて、住宅資金がクリアになった上で、どんな家を建てたいか、規模やこだわる部分等を改めてヒアリングを行うこととなる。

~つづく~

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