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2010.09.17この感覚がたまらない。

新しい仕事に取り掛かり始めた。まずは、敷地からの様々な条件を読み取る。方位、敷地形状、敷地のレベル差、近隣の雰囲気等々…。それと建て主の要望を読み込み、生活スタイルを想像しどんな建築を構築していくかをイメージする。

私の七つ道具である、4Bの鉛筆を手にして、薄イエローのトレーシングペーパーを前にする。頭の中にある、「情報」をトレペに無造作に描き落としていく。最初は、漠然としたゾーニングスケッチ。これはかなりアバウトな物。そこから、4Bの鉛筆があーでもない、こーでもないと右往左往する…。

この工程を何度も繰り返す。そうしているうちに、「これだ」というアイディアがひらめく。そこからは4B鉛筆の動きはとたんに速くなる。そうしているうちに、アバウトで薄かった線が徐々に濃くはっきりした線となってくる。ここからは、4B鉛筆からサインペンに変わり、具体的なスケッチを描いていく。

これが、何もない敷地から建築の案作りの最初の過程である。今まさにこの工程。この工程が非常に重要で、なお且つ自分の中で一番面白く、集中し、熱くなる時である。しかし、今回はまだひらめいていない…。鉛筆の動きも遅く、サインペンにはまだまだ程遠い。俺の脳みそ、活性化してくれ~。

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